やっぱり個人事業!
個人事業なら簡単!
わりと簡単な開業方法はやっぱり個人事業ですよね。いくら1円で起業(確認株式会社)できると言っても会社組織で起業するのは大変です。登記などの手続きで30万円前後の費用がかかります。リスクを抑えるためにも、まずは個人事業ではじめることをお勧めします。個人事業なら手続きも簡単ですしね。
開業届けを出す?出さない?
私のまわりには、開業届けをださずに事業を開始している人が多いです。原則として開業1カ月以内に個人事業の開廃業等届出書を納税地の税務署に届出をする義務があります。開業届けをだすと税法上個人事業になり、あなたは個人事業主になります。同時に青色申告の申請を行う場合も多いです。
個人事業主になるまでの手順
独立開業をして個人事業を開始するための手順です。個人事業を始めるのは簡単です。しかし初めての人には難しく感じます。何から手をつければ良いのか戸惑ってしまいますよね。
まず、個人事業を開始する為に屋号を決めておくと良いと思います。理由は開業後1カ月以内に開業届けを出す義務がありますが、その開業届けに屋号を記入する欄があるからです。屋号とは会社の名前のようなもので、誰でも簡単に気軽に名乗ることができます。例えば、○○電気、○○ラーメン、○○建設などです。
そして、青色申告の手続きも必要です。開業届けと青色申告は税務署に対して提出するものなので、一度で済ますこともできます。青色申告「青色申告承認申請書」は、その年の1月15日までに事業を開始した場合はその年の3月15日まで、それ以降に開始した場合は、事業を開始した日から2ヶ月以内に提出しなくてはいけません。あと区市町村役場で国民健康保険及び国民年金の加入手続きをします。
個人事業主になる手順として簡単にまとめると、屋号を決める→開業届けを提出する→青色申告の手続きをする。という手順です。開業届けを提出することで、税法上「個人事業主」になりますから、いたって簡単です。
青色申告についてですが、もちろん白色でも構いません。しかし、青色申告のほうがなにかと税金の節約になります。ですので、ほとんどの専門家は青色申告をすすめるはずです。例えば、家族を従業員扱いにして、給料を支払うことで節税になります。
個人事業主の屋号のつけ方
屋号は誰でも簡単につけることができます。会社組織でもなく個人事業でもない人でも勝手に屋号をつけることができます。個人事業をするときは屋号をつけた方が信用がありますよし、かっこいいですよね。
絶対つけないといけないものではないですが、ネットショップやオークションで商品が売れたときに商品代金の振りこみ先が個人名では「何処の誰か分からないから大丈夫かな?商品はちゃんと届くだろうか?」などの不安を持つ人もいます。
そういった不安があると、せっかく商品購入ページまで閲覧してもらえたのに購入寸前で「やっぱりやめておこう」と言った感じになり易いです。
商売を成功させるには、やはり信用がないと難しいです。商売をする場合は、最低屋号は付ける方が良いと思います。そして、そしてカッコイイデザインのロゴを考えて名刺をつくるとやる気も出てきます。
屋号の付ける時の注意点
屋号はどんな名前にしても構いません。ネットショップをする時などのホームページのタイトルにする人もいます。お店の看板のようなもので第一印象になります。
しかし、会社組織を設立する際には、同じ市町村に同じ業種で同じ名前の屋号をつけるのはダメです。そして、会社組織でない場合でも、同じ地域に同じ屋号がないかどうかを調べる方がトラブルがありません。
屋号を決める時は、発音しやすくて(例えば、濁音なしにする)、わかりやすい方が良いです。そして、アルファベットを並べてイメージを良くするのも良いです。屋号を聞いただけで「あの商品を扱っているんだな!」と直ぐに理解できる屋号の付け方が良いと言われています。また大手の企業に似た屋号は避ける方が無難ですよね。あと、当然ですが 「○○銀行」などもダメです。
ホームページを作成する際にドメインを取得したことのある人は理解できると思いますが、できるだけ短くて簡単で覚えやすい方が良いです。ドメインの場合はドメイン検索をすると既に取得済みかどうかが簡単に分りますが、屋号の場合は、管轄の登記所などで閲覧して調べます。
そして、屋号を真似されるのが嫌な場合は、商標登録をすると良いです。逆に言うと、商標登録をしていなければ、同じ屋号で隣に店を出されても文句が言えないということになります。
屋号の付け方のポイント
1、発音しやすい屋号にする(電話で聞き取りやすい名前にする)
2、短い名前にする(屋号が長すぎると屋号+個人名のハンコが作りにくい)
3、業種が分るようにする(お店の看板にもなりますので何を取り扱っているかが分る方が良い場合もあります)
ただし、将来的に色々な分野に事業を拡大する場合はアバウトな屋号の方が良いかもしれません。また、屋号を3文字にすることでお客さんに覚えてもらえ易いです。
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